オンライン診療バイトの問題点?患者さんの非常識っぷりが露呈してしまう場面

オンライン診療は、患者さん自身も診察室にいるわけではありません。自宅のようなプライベートな場所にいますと、あまり「診察を受けている」という気持ちにならず、ついつい非常識な行動に出てしまうなんてこともあるようです。

そこで今回、私が遭遇した患者さんの非常識っぷりが露呈してしまった場面について書いてみたいと思います。もしオンライン診療を受けられるという方がおられましたら、こちらも当惑してしまいますので、ぜひお控えいただければと思います。

飲酒をしている

タバコをプカプカと吸いながら診察を受けられるという方もおられます。そのような方にも、複雑な心境にはなりますが、それより困るのが飲酒をしている、あるいは酩酊状態にありながらオンライン診療を受けられる方です。

気が大きくなって口調が荒くなっていたり、やたらと絡んできたり、あるいは説明も話半分で聞いていない、質問と回答が噛み合わない…なんてこともあったりします。

顔が赤く、明らかにろれつが回らない人もいます。この点、やはり「オンライン診療も、対面での診察と同様の節度をもって受けて欲しい」と思わざるを得なかった一件です。

トイレ中にビデオ通話

予約時間はありますが、タイミングが悪く「トイレに行きたい」ということもあるかもしれません。その時は、通常であれば連絡して予約時間をずらしてもらうといったことを行うと思われます。

ですが、あろうことかトイレ中にビデオ通話に出るということをされた方もおりました。カメラをオフにすることもできるのですが、バッチリとカメラもオンです。インカメラの角度によっては、「見えてしまう」なんてこともありました。

さすがに注意して、「時間をあけてまた連絡しますから」ということで診察を中断することにしましたが、いやはや…とため息をつきたくなる瞬間でした。

中には、運転をしながらオンライン診療を試みようとする人もいます。当然、「停車してからにしてください!」と中断しますが、それもまた困ったものです。

一方的に主張を繰り返してごねる、言うことを聞かない

AGAの診療をしておりますと、特定の薬をどうしても飲みたいという方がおられます。ですが、「その高血圧では処方できません」ということもあり、処方を拒否すると豹変。「処方しろ!」と怒り出し、しまいには「普段は落ち着いているんだ、今から血圧を測るから見ろ!なんて言い出したりします。

ですが、当然のことながらそんな興奮した状態では血圧も高くなるに決まっており、数値が出た後も納得せずに怒鳴り散らす…なんてこともあったりします。

対面診療だったら、ここまでのことはないんじゃないでしょうか…

あるいは、毎回、担当医が変わるということもあり、「健診を受けて、採血結果を教えてくださいね」ということをその場では「ああ、はいはい」と言っておいて、結局は受けないなんてこともあったりします。

一方的に主張を繰り返してごねる、あるいは言うことを聞かないということもまた困ってしまいますので、この点もお控えいただけますと幸いです。

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