オンライン診療のバイトを始めようと思った時、そして始めてみていくつかの「壁」があるなと実感しました。おそらくですが、そうした壁が原因で、興味はあってもまだ始めていないドクターが多いのではないかと思っております。
実際、始めて慣れてしまえばとてもやりやすいバイトですし、常勤先の勤務と両立しやすいと思っております。そこで今回は、「オンライン診療って難しそう」と感じておられるドクターに向けた、勘違いしている「3つの壁」について書いてみたいと思います。
応募するまでの壁
1つ目は、応募するまでの壁です。これは実際、私も感じていたことなのですが、やはり「オンライン診療」と対面診療には大きな隔たりがあり、経験が必要なのではないかと思っていました。
私は対面での診療での外来バイトを続けていますが、オンライン診療の経験はなく、少なからず抵抗感を感じていました。これが1つ目の壁となっていました。私の懐いていた抵抗感の正体は、以下のようなものだったと思います。
・まだまだ自宅でできるオンライン診療の求人は選択肢の幅が狭いのが実情で、探している条件に合致する求人がなかった。
・時給が対面診療の外来バイトより低めで、希望に満たなかった。
・常勤先の勤務などとの両立が可能か不安だった。
・妻もまたオンライン診療に「よくわからないもの」という印象で、バイトを始めることへの理解を得るまでに時間がかかった。
といったことがありました。そこで、もう少し幅を広げて、「AGA治療のオンライン診療バイト」を始めてみることにしました。もちろん、自由診療のバイトも始めてであり、最初は抵抗がありましたが、「オンライン診療に興味があって、ぜひやってみたい」ということで、オンライン診療バイトの導入として、「時給1万円」の求人を選んで応募してみました。
応募~内定が出て入職するまでの壁
昨今、バイト求人も減少傾向にあり、特にコロナ禍では「ワクチン接種バイト以外は採用されるのに厳しい」といった状況がありました。
そのこともあり、「応募しても落とされてしまうのでは…」と不安に思っていましたが、無事に仮採用され、現在では本採用されてオンライン診療バイトを続けています。
採用されるポイントとしては、
・対面診療よりも「医師の態度や話し方」が原因でクレームを受けやすいので、受け答えの物腰が柔らかかどうか、優しそうな印象か、丁寧な話し方ができるかといったことが注目されやすい。
・ZoomやGoogle Meetなどのアプリなどがしっかりと使えるか、ネット環境を整えて採用面接に臨めるかといったことが注目されやすい。
・母体が企業であることもあり、メールでのやりとりや提出書類の準備がスピーディーに行えるか、といったことも見られている。
といったことが挙げられますので、書類選考や採用面接時にはご注意いただければと思います。こうしたポイントがしっかり押さえられていれば、「応募しても落ち続ける」なんてことはあまりないと思います。
「求人がない…」の壁
ネットで「AGA オンライン診療 バイト」「オンライン診療 バイト 求人」などで検索をされている方もおられますが、そうした検索で希望の求人が偶然見つかるというのは稀であると思います。
結果、「オンライン診療バイトの求人なんてないじゃないか」と思われるかもしれませんが、それは探し方とタイミングの問題であるように思います。
ポイントとしては、「希望の求人が出たら逃さないようにする」ということであり、
こうした記事をご参考にしてみてはいかがでしょうか。特に、エムスリーキャリアや、民間医局
などの新着求人を知らせるメールを利用する、マイナビDOCTORの「オンライン診療求人」を直接見つける方法を利用するといったことをお考えいただければと思います。