「オンライン診療バイト」と言いますと、「自宅でバイトできるの?通勤しなくていいんだ」と思われがちですが、実はそれだけではありません。
オンライン診療バイトの働き方には、実は大きく分けて3つのパターンがあります。その点、やはり求人内容をしっかりと読んで確認をしていく必要があります。
そこで今回の記事では、「オンライン診療バイト」の求人でよくある3つの働き方のパターンと、それぞれのメリット・デメリットについて詳しく解説したいと思います。
自宅でオンライン診療
まずは、完全に自宅(在宅)でのオンライン診療バイトというものがあります。クリニックや病院で患者さんの受付を行い、オンラインで受診可能ということであれば、その連絡が自宅にいる医師にきます。
診察・カルテ記載・処方まですべてオンラインで完結することになります。LINEなどでスマホやタブレットを使用して診療を行っているところもあれば、PCのZOOM、診療専用ソフトなどを利用して診療を行っているところもあります。
メリットとすれば、やはり「通勤しなくても済む」「患者さんを待っている時間は自宅で自由に過ごすことができる」といった点が挙げられるでしょうか。
一方で、デメリットとしてはベースとなる基本給は安く(5,000~7,000円前後)、「患者さんを診療する分だけ加算されるインセンティブ制」という求人が多いというところでしょうか。
また、診療するための居室が必要であったり、自宅に家族、特にお子さんがいるとなかなか診療に集中できなかったり、あるいは回線トラブルなどが起きた場合は自分で対応しなければならないという点が挙げられます。
最近、クリニックなどでも「敷地内全面禁煙」のところが多かったりします。愛煙家のドクターにとっては自宅勤務はありがたいということもあります。
クリニック・病院でオンライン診療
クリニックや病院に出勤し、そこでオンライン診療を行うという求人もあります。直接対面をして診療を行わず、クリニックなどでオンライン診療を行うというイメージです。
メリットとすれば、完全に自宅のオンライン診療バイトよりは時給が高めに設定されているところが多く、またオンライン診療のみですので、コロナ禍などで感染のリスクを気にされる方には望ましい環境ではないでしょうか。ネット回線、機器トラブルなどが起こったとしても、対応してくれるスタッフがいるのもメリットであると思います。
デメリットとしては、やはり通勤する必要性がある点でしょうか。しかしながら、自宅で居室を用意したり、静かな環境を整えることが難しいという方にとってはそちらの方がよかったりしますね。
なお、研修期間はクリニックで勤務→慣れたら自宅での勤務、という求人もあります。
外来診療や訪問診療待機との組み合わせ
外来診療を行っている傍らにオンライン診療を行ったり、あるいは訪問診療を待機する(いわゆるオンコール待機バイト)の傍らにオンライン診療バイトを行ったりするという求人もあります。要は、直接患者さんと対面して診療も行いつつ、オンラインでも診療を行うというパターンですね。
メリットとしては、やはり時給が高いという点が挙げられます。この点で言えば、上記2つよりも時給は当然高めに設定されていると言えます。
一方、デメリットとしては「オンライン診療のみを行いたい」という方にとっては、やはりイメージが異なると言えますかね。しかし、まだまだオンライン診療利用者は少ない現状ですので、「オンライン診療バイトだけで雇っていると採算が取れない」ということでクビになってしまうというリスクは軽減できると思われます。
こういったクリニックでオンライン診療に徐々に慣れる、ということもできると思います。
以上です。
「オンライン診療バイトをやってみたい」ということでしたら、エムスリーキャリアに求人が掲載されていますので、まずはご登録の上、お探しいただいてはいかがでしょうか。