自宅でのオンライン診療バイトの報酬は安い?その事情と「自宅勤務」が向いている人の特徴について

自宅でオンライン診療バイトを行うという求人は、実はまだまだ少ない現状で、「一般の外来をやりつつ、クリニック・病院でオンライン診療にも対応する」「クリニック・病院でオンライン診療のみを行う」といった形態の方が多いのが実情です。

そんな中、「自宅でオンライン診療バイトを行う」ということになりますと、「1日勤務で3~4万円」など、かなりベースとなるバイト代が安いと感じます。たとえば、内科外来のバイトですと、時給1万円以上が基本で、そこで8時間勤務となると、1日8万円以上となります。

それに比較すると、かなり安いと感じてしまいますが、その事情としては、以下のようなものがあります。

まだまだ利用者が少ないオンライン診療

以前、こちらの記事

オンライン診療の「利用者の年齢」から見えてくるバイト求人とは
オンライン診療は、「利用者の年齢」にかなりのばらつきがあります。電話診療・オンライン診療で最も多い利用者の年代は、0歳~10歳で、20歳以下と合わせると電話診療ではなんと47%とほぼ半数となっています。 参照:総務省|令和3年版 情報通信白...

にも書いておりますが、オンライン診療のニーズがある年代とその診療目的としては、

・小児科、あるいは小児も診療している内科外来

・30代~40代のビジネスマンで、定期通院が必要な生活習慣病患者

・30~40代でED・AGA診療を望む男性患者

・20~40代で低用量ピルの処方を望む女性患者

といったものです。まだまだ限定的で、オンライン診療を導入している施設も少ないというのが実情です。

となりますと、「オンライン診療を利用する患者さんがいるのか」ということも経営側は非常に気になるところです。患者さんが来ないのに、医師へ高額なバイト代を支払うのは避けたい…となりますと、基本的には「患者さんを診療してくれたら支払う」というインセンティブ制になります。

「完全在宅」でのオンライン診療バイトの求人、報酬の形態は「時給+インセンティブ」
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ですので、ベースとなるバイト代は安くなりますが、「患者さんがくればバイト代の総額は増える」というシステムになるというわけです。よって、「バイト代に波がある」というのはたしかだと思います。その点は踏まえた上で、バイトを行うということは必要になるかな、と思います。

自宅でのオンライン診療に向いている人

自宅でのオンライン診療に向いている人がどんな人かと言いますと、「研究日や休日に、自宅でゆっくり過ごしたい。でも、その合間にバイトできるならやりたい」といったタイプなのかなと思います。

「休日は予定を立ててアクティブに外出したい」といった方ではなく、「基本、家でNetflixで映画やドラマを楽しんでいて、その合間に患者さんがきたら診療してバイトしたい」といったニーズがあるドクターであれば、十分に休日と診療が両立できるのではないでしょうか。

もしこのような「自宅でまったりしつつ、バイトもしたい」ということがご希望としてあるということでしたら、エムスリーキャリアに求人が掲載されていることもありますので、ご登録の上、相談してみてはいかがでしょうか。

「在宅でのオンライン診療バイト」求人を私が実際に探している方法
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