自宅勤務のオンライン診療バイトに採用される上での「難易度」とその対策

自宅勤務のオンライン診療バイトは、実は本採用されるまで結構な狭き門だったりします。難易度としては対面診療のバイトよりも高めであると言えると思います。

この状況は今後、求人数の増加によって変わる可能性もありますが、急激にそのような変化が起こるとは考えづらく、しばらくは現状の状態が続くのではないかと思われます。

現在、オンライン診療バイトの求人採用がなぜ難化しているのか、そしてその対策について今回の記事では書いてみたいと思います。

地理的制約のないオンライン診療バイト

一般的に、クリニックや病院でのバイトということになりますと、その近辺に居住するドクターが応募してくることになると思います。そのため、「地理的な制約」が一つエントリーする上であると思います。

一方、オンライン診療バイト、特に自宅で勤務可能なオンライン診療バイトですと、基本的には全国からエントリー可能ということになります。実際、岡山県の過疎地域にある求人がオンライン診療バイトでドクターの募集をしたところ、全国から多数エントリーがあったといいます。

これがもし実際に対面診療で働くドクター募集でしたら、全国から応募があるなんて状況は考えづらいわけで、自宅でのオンライン診療バイトということになりますと、その求人倍率はそれだけで高くなると考えられます。

様子見をしていたドクターの参入

オンライン診療に興味はあるけども「よく分からない。不安だしちょっと様子しておこう」というドクターは一定数いたと思います。実際、私も求人を探してはいたものの、実際にエントリーしたのに数ヶ月かかっています。

ですが、若手医師を中心に現在では「オンライン診療のバイトを始めたい」という方が増えて、そのニーズに応えようと求人紹介会社も取り扱う求人を増やしている状況です。その一役を担っているのがやはりコロナ禍であると思います。コロナ禍以降、参入するクリニック・病院も増えたことで、オンライン診療に興味を持ったというドクターも明らかに増えています。

ですので、すでに「様子見」から「本格的に求人を探す」人が増え、「求人の奪い合い」へと発展しそうな勢いになりつつあると思います。こうしたフェーズの変化によっても、倍率は変化していると思われます。

高倍率により高まる採用基準

倍率が高くなりますと、その分、採用基準も高めに設定するところも出てきます。「専門医のみに限る」というところでしたり、自由診療でも「経験者のみに限定」するなんてこともあります。

こうした「採用条件」での限定で、書類選考すら受け付けてもらえないなんてこともあったり、あるいは書類選考から採用面接に進めたとしても、「面接で落とされた」ということが起きます。

実際、私も求人に結構エントリーしていますが、特に内科外来バイトのオンライン診療求人で何回か落とされています。

仮採用から本採用

加えて、採用面接を突破した後に「試用期間で落とされる」こともありえます。実際に複数日勤務してみた結果、本採用まではしてもらえない、ということもあるわけです。

このあたり、オンライン診療バイトですと「接遇」もかなり細かくマニュアルがあるなど、「お客様対応」をしっかり意識する必要がある部分になっています。

特にクレームが頻発してしまうなんてドクターですと、やはり本採用に至る確率は少ないと思います。そのクリニックの評判に関わるのは当然ですし、またそのクレーム対応にスタッフが追われてしまうなんてことは避けたいわけです。

高倍率への対策

倍率が高くなる傾向にある際には、当然ながら「いち早く求人情報を仕入れて、エントリーをする」「求人に幅広くエントリーしてチャンスを増やす」ということをやっていくことが必要になります。

いち早く求人情報を仕入れるには、こまめにオンライン診療求人を掲載しているエムスリーキャリアや、マイナビDOCTORをチェックするとともに、一度求人紹介を受けた担当者に相談しておき、「オンライン診療の求人があったら紹介して欲しい」と伝えておくといいと思います。

実際、私の場合はサイト上でのエントリーと、担当者からの紹介によるエントリーが半々ぐらいになっています。このあたり、「頼れる担当者」がいたら逃さないようにして、自分から積極的に求人紹介を依頼することは大事だと思います。

また、求人に幅広くエントリーするということで言えば、希望条件で求人を狭めすぎないことも大事だと思います。時給の許容範囲、あるいは診療科も「内科だけ」にせずAGA診療など自由診療領域もチャレンジしてみるのもいいと思います。

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