自宅でのオンライン診療は求人数が少ない上に、応募する医師は結構多いという需給状態となっており、「応募しても断られる」ということもあったりします。
そのため、採用されるためには「求められる医師像」がどのようなものか踏まえた上で面接に臨む必要があります。そこで今回は、そのような「求められる医師像」はどのようなものかについて書いてみたいと思います。
フレキシブルな対応力
オンライン診療は、実はトラブルが結構頻繁に起きます。医師側、患者さん側のいずれかのネット環境の問題やPCなどの機器トラブル、あるいはビデオ通話ツールの不具合でビデオ通話ができなかったりすることもあります。
そんな時、冷静に電話に切り替えて患者さんに連絡をとったり、それすらできない時には速やかにクリニックのスタッフに連絡をとる…といったことが必要になります。また、患者さんから「前の処方薬が届かないんだけど」と急に診療中に言われることもあり、その対応も必要になったりします。
なんらかのトラブルが生じた時にも、「まっ、こんなことも起きるさ」とぐらいに動じず、フレキシブルに対応できるかどうかというのはある程度必要なスキルだと思われます。
人当たりの良さ
オンライン診療ですと、やはり対面とは異なってさらに「冷たい印象」を与えかねません。ですので、人当たりの良さや、患者さんへの接遇はより注意しておく必要があります。
この点、クリニック側もクレームを受けることも多いようで、採用の際に応募してきたドクターの人当たりの良さはしっかりと見定めていると思います。ですので、採用面接の際にはいつも以上に丁寧に、ニコニコとして「感じの良さアピール」をしておくことは重要だと思います。
緊急呼び出しが少ない
特にシフト制のクリニックだったりしますと、「事前にシフトを入れておいたのに、急に緊急呼び出しでバイトできなくなってしまった」なんてケースがあります。
複数のドクターがいる場合、「他のドクターが代わりに対応する」ことができて事なきを得るわけですが、外科系、消化器内科、循環器内科あたりのオンコール、緊急呼び出しが多い可ですと「頻繁に出勤できないなんてことがあるんじゃないか?」と思われてしまうことはあります。
以上です。
採用面接では、ぜひ上記のような点にご留意いただければと思います。
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