オンライン診療バイトは、やはり対面診療と異なる特性があり、それに伴う「オンライン診療ならではで注意しておきたいポイント」があります。
もしこれからオンライン診療バイトをこれから始める、あるいは始めて間もないということであれば、ぜひ知っておいて欲しいことが以下の3つのポイントになります。
せっかく高倍率の中、手に入れられたバイト先を失うことにもなりかねませんので、ぜひしっかりと認識をしておいた方がよろしいかと思います。
競業避止義務
注意点、まず一つ目としては、一般的な内科外来バイトとは異なり、「競業避止義務」を採用したドクターに課しているところがあります。
「競業避止義務」は何かと言いますと、これから所属するクリニックと競合に値するクリニック・病院などに属したり、あるいは独立(開業)したりすることを禁止するという義務のことです。
たとえば、AGA治療を行うオンライン診療のバイトで採用された場合、「他所のAGAクリニックで勤務してはダメ」といったことです。ただ、この禁止する範囲は個々のクリニックで異なっており、「同じ診療化で、かつオンライン診療でのバイトを禁止」「同じ診療科でのバイト禁止」「オンライン診療全般を禁止」などであったりします。
ですので、「オンライン診療のバイトを増やしたい、掛け持ちしたい」と思ったとしても、「競業避止義務」をしっかりと守らないと、バレた場合「クビね」となってしまうわけです。
このあたり、採用面接でも説明やチェックがあると思います。すでにオンライン診療を始めておられて、掛け持ちしようということでもない限り大丈夫ですが、しっかりと認識しておきましょう。
思わぬクレーム
二つ目の注意点としては、オンライン診療では「思わぬところがクレームの原因」となることもあります。
単にカメラの角度の問題で、見下ろすような形になってしまって「見下されているような印象だった」と言われたり、あるいは「背景が自宅の部屋そのもので気になって仕方がなかった」なんてことを言われることもあります。
このあたり、「そんなことで…」と思われるかもしれませんが、クレームはクレームで、クリニックにとってはあってほしくないところですので、指摘されるようでしたら対応した方がいいと思います。
あとは、ラフすぎる格好であったり、「面倒くさそうな態度で診療された」「勝手に話を切り上げられて、診療を終了された」といったクレームも寄せられることがあるそうです。注意しておきましょう。
いつしか診療が疎かに
三つ目の注意点としては、基本的にオンライン診療では「一回きりの診療、あとは他のドクターが代わる代わる診療していく」ということが多く、自分の患者さんという意識が希薄となりがちです。
患者さんの側も「いつも飲んでる薬さえ処方してもらえればそれでいい」という感覚の方も多いのは事実ですが、「ただ処方しとけばいいんでしょ」という意識にドクターの側がなってはまずいわけです。
結果、「患者さんの話もろくに聞かない、カルテもほとんど何も書かない」ということですと、「契約打ち切り=クビ」ということにもなりかねません。このあたりもオンライン診療では注意したいところとなっています。
中には、無作為にカルテを選んでチェックするクリニックなどもあります。そこから遡られて、「何も内容のあるカルテを書いてないじゃないか」ということになりますとアウト…なんてこともあります。
以上です。
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