AGAのオンライン診療バイトでは「スルースキル」が必要です

オンライン診療バイトでは、対面診療と違って患者さんも「面と向かってないから言いやすい」という側面があったりします。また、患者さん自身も診察室ではなく自室などですので、「診察中である」というスイッチが入りにくいというのもあると思います。

そのため、クレームを言う時にはよりダイレクトに言いやすいし、ヒートアップしやすいということも言えると思います。

実際、肝機能障害や高血圧などを原因で処方を断ると、「アンタ、本当に医者か?」「アンタと話して時間の無駄だったよ…ガチャッ」などと捨て台詞を吐かれることもあったりします。

そこで今回、オンライン診療バイトで「スルースキル」が必要だと思われる理由について書いてみたいと思います。

暴言・悪態に取り合っても無駄です

そもそもバイト医を雇っているようなクリニックでは、それぞれ処方可能かどうかの基準が決められていると思います。ですので、そのルールにしたがって「ダメなものはダメ」と断らざるを得ないわけです。

それでも突っかかってきたり、暴言を吐いてこられますと、こちらも人ですのでやはり多少なりとも傷ついてしまったり、憤りを覚えるわけですが、それを本人に抗議して火に油を注いでも仕方ありません。また、クリニック側に「こんなクレームがあったんですよ」などと文句を言っても、スタッフの手間を増やすだけです。

つまりは、暴言に取り合っても無駄ですので、「すぐに忘れる」ことが大切だと思います。気にしていても仕方がありません、その暴言・悪態について考えること自体が無駄ですので、けろっとして次の診療に移ればいいと思います。

こうしたスルースキルはやはりオンライン診療バイトをやる上ではとても大事なことだと思います。

本業は本業、バイトはバイト

上記のように、「アンタ、本当に医者か?」などと突っかかってこられますと、やはり本業でしっかりとした勤務医をされていらっしゃる方こそ傷ついてしまう傾向にあると思います。

しかしながら、「本業は本業、バイトはバイト」です。その患者さんは本業の方で受診しているわけでもありませんので、その点も深く考えず、「何か言ってるな」と思ってスルーしてもらうほうがいいと思います。

実際、本業ではバリバリの外科医で、バイトでAGAのオンライン診療をやってらっしゃる方も中にはいますが、やはり意識的にこうした「割り切り」をされていらっしゃるようです。そうじゃないと長続きしないでしょうね

ほとんどが「一回きり」の診療

たまにクレームや悪態の凄い人を「引いてしまう」ことはありますが、毎回のようにそんな人ばかりではありません。普通~丁寧に応対をする人がほとんどだったりします。

だからこそ、そんなことが毎回続くとは思わず、「うわ、今日は引いちゃったなぁ。参ったなぁ」と思ってスルーすればいいと思います。また、基本的には何人もドクターがおり、同じ人に当たってしまうということも稀だと思います。

また、患者さんも「二度とくるか!」と、別のクリニックに行くということも考えられます。だからこそ、「これ一回きり」と思いつつ診療にしっかりと当たればいいと思います。

以上です。
もちろん、患者さんへの失礼があってはいけないことですが、クリニックの診療ルールなどにしっかりとしたがっていてもクレームを受けてしまうことはあります。そんな時は、上記のような「スルーすること」を念頭に置いていただければと思います。

上記でも書きましたが、クレームばかりなんてことはありません。本業とは別の診療をやることは刺激になりますし、「オンライン診療」「自由診療」という未知の世界を体感する楽しみもあります。

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