オンライン診療バイトが医師の側にとっても「より身近になる」フェーズの変化

オンライン診療バイトにおいて、現在は求人がごくわずかだった黎明期から移り変わりつつあります。もちろん、まだまだ希望者に比べて求人は少なく、採用倍率は高い段階です。

しかしながら、フェーズは一段階たしかに変わり、将来的にはフェーズがさらに一段階変わっていくのではないかと、私としては思っています。

そのフェーズの変化で何が起きるかということですが、「オンライン診療が患者さん側にも当たり前に受け入れられ、医師側もバイトの選択肢の一つとして自然に考慮されるもの」となっていくと予想されます。

患者側・医師側双方における受容

オンライン診療自体、まだまだ世代間での利用率に大きな差があり、特に高齢者では低い状況が続いています。しかしながら、診療の待ち時間が少なく済み、さらには自宅にいながら診療が受けられるという手軽さが浸透していけば、利用率はさらに上がっていくのではないでしょうか。

ただ、今後はスマホやネット利用に抵抗のない高齢者世代が今後は増えていくと考えられますので、その点も後押しをしてくれる可能性は高いと思います。

また、若手医師にとっては、「オンライン診療がすでに利用されている、求人がすでに存在している」状態となりますので、バイトの選択肢としてはより身近になっていくのではないかと思われます。

より身近なオンライン診療へ

このさらなるフェーズの変化により、需給バランスも変わってバイトを希望する医師の数が求人数より多いという不均衡状態も、改善されていくのではないかと予想されます。

現状はまだ抵抗を感じる医師も多く、なおかつバイトを始めるにしても「希望の求人がない」という方もおられるかもしれませんが、少しでも興味を持っているということでしたら、求人を探してみるのもよろしいのではないでしょうか。

実は、自宅でのオンライン診療バイトが「医師側のニーズがある」ということで、求人紹介会社の側がクリニック・病院側へ働きかけ、求人数が増えているということも起こっています。このようなところからオンライン診療バイトを取り巻く環境は変わっていくのかもしれないと私としては思っています。

まだ過渡期という部分は否めませんが、私も求人検索でよく利用しております、エムスリーキャリアや、マイナビDOCTORなどで気になった求人がありましたら、エントリーから始めてみてはいかがでしょうか。

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