オンライン診療バイトと「厳しい目」を向けられる医師

オンライン診療バイトを私が始めようと思ったところ、まず「医師も厳しい選別の目を向けられ、しっかりとふるいにかけられる」ということを強く感じました。

もちろん、対面診療であっても、好条件・人気エリアの外来診療バイトなどですと同様に「採用基準が高い」と感じますが、それと同様であると思っております。

今回の記事では、オンライン診療バイトにおいて、「厳しい目」を向けられる医師とそれを取り巻く環境について書いてみたいと思います。

採用基準が高い・激しい入れ替え戦

求人に対する応募者が多く、まず倍率が高いということもその要因の一つとなります。それだけでなく、クリニックや病院ではなくIT企業が実質的な運営を行っているところも多いことも要因です。

つまりは、言葉を選ばずに言えば「クリニックの評判を落としてしまう、あるいは利益を上げる上で邪魔になる医師は入れ替える」ということになります。

実際、私が初めてバイトを始めたAGAのオンライン診療クリニックでは、初期に雇われていたドクターがかなりの数入れ替えられ、さらには私と同時期に入職したドクターも、1年間でかなりの数がいなくなっていきました。

オンライン診療ならではの事情

最近ですと、SNS、あるいはGoogle MAPの評価などをクリニック・病院側も気にして、「クレームを出さないように」「医療もサービス業という意識を」といった機運も高まりつつあるように思います。

特に自由診療のオンライン診療における集客は、SNS上に広告を打ったり、SEO(Search Engine Optimizationの略で、検索エンジン最適化のこと)対策に力を入れたりと、ネットが主戦場となっています。そのため、ネット上の評価というのは非常に気にしているわけです。

よって、「感じが悪く、クレームが多い」などのドクターは排除されやすいと言えます。一昔前の対面診療であれば「まぁ、ドクターだから…」と目をつぶってもらえていた部分もあるかもしれませんが、オンライン診療バイトで言いますと、そうはいきません。

適応する医師たち

「厳しい目」が向けられており、オンライン診療バイトを行うということであれば、接遇面にもしっかりと配慮のできるドクターであることが求められているということになります。

ですが、特に昨今の若手~中堅ドクターであれば、学生時代から接遇の大切さを教えられており、患者さんの権利意識の高まりなどに配慮した対応が苦もなくできると思います。

接遇面についても、慣れや経験といった部分でカバーできるものだと思います。ですので、もしご興味があるということでしたら、恐れすぎずにぜひエムスリーキャリアや、マイナビDOCTORなどから、オンライン診療求人にエントリーから始めてみていただければと思います。

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