オンライン診療バイトは、「やってみたい」と思う医師が増えつつある一方で、まだまだ誤解を抱かれているなぁと思う部分があります。
これは、実際にオンライン診療バイトをやってみたことがあれば「なんだ、誤解か」と感覚的に思える部分ですが、まだまだ経験者が4割に満たないため、誤解をお持ちの方は多いのが現状です。
そこで今回は、オンライン診療に対するよくある二つの誤解について書いてみたいと思います。
時給が激安という誤解
オンライン診療バイトにおいて、一部SNS上でも話題となっていましたが、「オンライン診療バイトの時給が激安」という誤解があります。
これは、ベースとなる時給が3~5千円(一般的な医師の時給が1万円であることから、半値以下)で、患者の診療数に応じて報酬が上がるインセンティブがあることが考慮されていないことから生じていたものです。
たしかにその時給のみを目にしたら「え?こんなに安いの?オンライン診療バイトでは、ドクターも買い叩かれるのか…」と思ってしまう可能性もあるのかな、と思います。
ですが、現状の時給で言いますと、オンライン診療バイトでは内科系の外来で9千円~、AGA治療などの自由診療で1万円~という求人が多く、「対面診療よりやや安いかな」という相場になっています。
中には、平均的な時給よりかなり安いう求人もありますが、やはりエントリーする医師が少なくて、後々に時給を上げることになったというクリニックもあり、このあたり急には平均より時給も極端に下がらないのではないかと思います。
「いい加減なんだろう」という誤解
あとは、オンライン診療そのものに対する誤解として、「実際に患者を診ないとは何事だ。いい加減な診療をしているんだろう」「処方をするだけの自販機のような診療が行われている」といった批判がなされていることもあります。
ですが、そのようなことが行われていたとすれば問題が多発しているはずで、そうならないように運営側が陰でマニュアルを作成し、患者さん側からのフィードバックを上手く取り入れて対応しているところが大半です。
最初の内は「とりあえず医師を集めておけばいいだろう」という部分があったのはたしかですが、最近ですと医師の採用や管理面でかなり厳しくなっている傾向です。「オンライン診療だから、いい加減にやっていいだろ」という医師は、たとえ雇われても続かないというのが現状です。
以上です。
特に時給面は、やる気を削いでしまう部分ではあるので、ご興味がある方は、まずエムスリーキャリアや、マイナビDOCTORなどのオンライン診療バイトの求人が掲載されているサイトを見ていただければと思います。