オンライン診療のバイト求人は、やはり対面での外来診療とは大きく異なるため、「とりあえず時給や勤務日数・時間を見る」といったことで判断しがちだと思われます。
しかしながら、「オンライン診療」と一口に言っても、その業務内容・業務量は結構違います。そうした違いは、求人票のチェック・採用面接での質問で把握することができます。
今回の記事では、オンライン診療のバイト求人で、どのようなポイントをチェックすべきかについて書いてみたいと思います。
保険診療か自由診療か、診療メインか/処方メインか
まず把握すべきは、診療内容についてです。よくあるのが、「患者さんの希望する処方薬を処方すべきかどうか判断し、処方する」という業務です。
ただ、その処方薬が「生活習慣病の患者さんで、今まで通院していたクリニックで処方されていたものを処方して欲しい」ということであれば保険診療でしょうし、「EDやAGAの治療薬が欲しい」ということであれば、自由診療となります。
あるいは、こうした処方メインの業務ではなく、「今、困っている症状について相談を行いたい」「健診異常の項目について相談したい」「皮膚の状態を診て処方してもらいたい」といった診療メインのオンライン診療もあります。
よくあるオンライン診療のパターンはこのように分かれているため、どのような業務内容なのかは少なくとも把握しておいた方がよろしいかと思います。

自由診療に抵抗のある方もおられるでしょうし、「皮膚科領域はよく分からないから診療を避けたい」という方もおられるでしょう。そうした点は応募前に確認をした方がよろしいかと思います。
勤務形態は意外と複雑
オンライン診療ですと、「完全予約制」といったところも多いです。というのも、医師が先に「この日、この時間なら勤務できますよ」とシフトを出し、その予約枠に患者さんが予約を入れていく、というわけです。
一方で、「月・水・金の9時~18時」といった固定での求人もありますし、「9:00~12:00/12:00~15:00/15:00~18:00の交代シフト制」という求人もあったりします。
ですので、どのような勤務形態なのかは詳しく聞いておいた方がよろしいかと思います。求人票で分からない場合は、募集を出している求人紹介会社に直接問い合わせると、詳しく教えてもらえますよ。

やはりスキマ時間を利用して勤務できるというメリットもありますので、医師が自由にシフトを出せる求人が私としてはオススメだと思います。
「予約枠の時間」は要チェック
完全予約制の場合、「患者さん1人あたり何分」と決まっているところが多いと思います。たとえば、AGA治療のクリニック求人ですと、「初診10分、再診5分」などと決まっており。
かなりタイトな時間ですと、ちょっとでも遅れると後ろの予約患者さんを待たせることになってしまい焦ります。求人によっては、「最大6名/時間」などと記載されています。そうしますと、「1人あたり10分だな」と分かるわけです。
以上です。
求人を見る際には、上記のようなポイントをチェックしていただければと思います。なお、オンライン診療求人については、エムスリーキャリア、医師バイトドットコム
などに掲載されていることがありますので、ぜひご登録の上で探してみてはいかがでしょうか。
