専門医資格がないドクターこそ「オンライン診療バイト」がオススメできる3つの理由

私の常勤先は企業で、産業医として勤務しています。内科系の科の後期研修医時代にドロップアウトして転職した形であり、専門医資格はありません。

当時、新専門医制度の開始前でしたので、私のような経過を辿った医師は今より珍しかったのではないかと思います。

現に、産業医になったというような同期の話は聞いていませんし、ほぼほぼ専門医資格を取得した後に、勤務医を続けたり、開業医となっているようです。

一方、新専門医制度がスタートし、特に内科で要件が難化し、ドロップアウトしたというような方も増えつつあると聞きます。そんな中で、「オンライン診療のバイトはどうでしょうか」という話について書いてみたいと思います。

経験者が少ない今だからこそ

オンライン診療に特化したタイプの求人はまだまだ少なく、経験者自体も少ないのが実情ではないでしょうか。一方で、「対面診療もやりつつ、オンライン診療もスタートする」というクリニックなどは出てきています。

そうなりますと、採用に当たって「オンライン診療の経験の有無」というのは大きいと思われます。バイトであれ、常勤の募集であれ、経験者が少ない中では「オンライン診療の経験があります」というのは一つの売りとなり得るのではないでしょうか。

資格ではなく、「経験で勝負する」ということもまた、採用面接では重要であると思います。その点、経験作りにバイトを開始するというのは一つの手だと思います。

産業医も未経験者より経験者の方が優遇される傾向にあり、未経験者は内定がもらえるまで苦労する「一社の壁」を感じることもあったりします。

「保険」的なバイトとして

私自身、後期研修をドロップアウトしていますし、さらにはそこから産業医としても3社経験して転々としています。専門医取得をしていないからといって、皆さんが私と同様とは思いませんが、どうも一つの職場に定着しづらいという方も中にはおられるかもしれません。

そうした方にとって、やはりバイト先の確保というのは「常勤先での勤務が安定しない」ときに重要だったりします。さらに言えば、オンライン診療の負荷の小ささから、常勤+非常勤バイトにさらにプラスαする形でオンライン診療バイトを追加することもできると思います。

こうしたある種、「保険」的なポジションでオンライン診療バイトを開始することもできますし、転職をする前に退職してしまって「次の勤務先を探すまで」の転ばぬ先の杖としてバイト先を確保しておくことにメリットはあるのではないでしょうか。

専門医資格必須ではない求人も多い

もちろん、オンライン診療バイトの中には「ピル処方を行うのに、産婦人科専門医であることが必須」「精神科外来であるため、精神科専門医であることが必須」という求人もあります。

一方で、オンライン診療は「今までの薬をDO処方してもらいたい」「花粉症で、症状を抑える薬を欲しい」「AGA治療で薬を試してみたい」といった方のニーズに応えるという意味合いは大きいと思います。

これらのニーズを裏返して考えれば、つまりは「専門性は高くなくていいので、オンラインで処方を目的とした外来診療を行ってくれる」医師が求められているということになるわけです。この点もまた、オススメできる理由の一つとなり得ると思います。

一例:エムスリーキャリアに掲載されており(2023年3月現在)、

・在宅でのオンライン診療業務
・ 募集科目:一般内科(一部、ニキビなどの皮膚科領域診察あり)
・16~20時での勤務、時給9千円

といった条件の求人があります。もしご興味がありましたら、エムスリーキャリアからご登録いただき、「求人票ID H13216418」でお問い合わせいただいてはいかがでしょうか。

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