医師が「自宅でのオンライン診療」バイトを「第二のバイト」として開始すべき3つの理由

私は、本業の産業医としての勤務とともに、内科の非常勤外来バイトを行っています。それに加えて、「自宅でのオンライン診療」バイトを行っています。

ですので、「本業+バイト」に追加する「第二のバイト」としてオンライン診療バイトを開始したわけですが、そのような立ち位置での捉え方の方がよろしいのではないかと考えています。

なぜ「第二のバイト」として捉えてスタートすることを検討すべきなのか、その理由について今回は書いてみたいと思います。

オンライン診療の主な業務内容について

現在、オンライン診療バイトで募集があるのは、「DO処方を主体とした保険診療(高血圧、高脂血症など)」「ED/AGAの治療、メディカルダイエットの治療、ピル処方などを中心とした自由診療」「精神科の外来診療」などです。

基本的には、「処方の可否判定→処方」を行うというのがメインの仕事となります。ですので、診療を続けていますと、「あれ?さっきからずっと同じセリフを言って、同じ作業をしているな」ということを思ったりもします。

もちろん、それを望む患者さんがおり、仕事として成り立っているわけですから、「それの何が悪い」と思われるかもしれませんが、その一方で、「メインの仕事で週5、8時間やり続けられますか?」というと…私は、やはり他の業務もやりたいな、と思ってしまいます。

あくまでも本業や他の診療業務があり、「バイトでオンライン診療」という方が続けやすいと私としては思います。

まだ「不安定」な部分

「オンライン診療」を取り巻く環境は、まだまだ発展途上で、今後どのような方針となるかというのは不確定な様相を呈しています。また、現在、次々に参入している企業もあり、「今、勤務している先も、収益いかんでは継続されるかどうか分からない」という部分もあります。

実際、私が勤務してまもなくの頃は、新規顧客の集客が不安定ということもあり、「シフトの削減」をクリニック側から求められていました。現在はそのようなこともなくなりましたが、クリニック(ひいては運営する企業も)しのぎを削る状態です。

そのこともありますので、投資における鉄則「卵は一つのカゴに盛るな」ということもありますが、本業・バイト先1・バイト先2と異なる勤務先を持っておき、リスク分散することは意味あることだと思います。

「第二」だからこそ始めやすい

興味はあっても、「オンライン診療は初めて」「自由診療は初めて」という方も多いと思われます。そんな中、「今までのバイト先をやめてオンライン診療に」ということだったら、かなり迷ったり悩んだりすると思います。

ですが、「今までの仕事に、プラスして第二のバイト」ということであれば、始めやすいのではないでしょうか。「自宅だから、通勤時間もなく、リラックスして働ける」ということで、かなり負担感は軽くできます。

だからこそ、まずは「第二のバイト」として考えて、まずは非常勤外来などのバイト先を確保しておき、オンライン診療バイト探しをしてみませんか。

エムスリーキャリアや、マイナビDOCTORにオンライン診療バイトの求人が掲載しておりますので、登録の上、お探しいただいてはいかがでしょうか。

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