いわゆる「脱毛クリニック」で非常勤のバイトを始めてみました。まだ1ヶ月も経過していないところですが、率直な感想としては「これが毎日となるとちょっと辛いかもしれないけど、週1ぐらいのペースだったらぜひ続けたい」というものでした。
私自身、様々な「噂」を聞いておりましたので、ちょっと「クレーム対応が多いって聞くし、大丈夫かな…合わないようだったらすぐ撤退しよう」と思っておりましたが、そのようなこともなく勤務できております。
たしかに合う人/合わない人というのはあると思います。そのあたりの事情についても、後述したいと思います。
今回の記事では、医師の「脱毛問診」バイト、とくに非常勤で働く際の業務内容やメリット、デメリットについて書いてみたいと思います。
脱毛クリニックバイトの業務内容
まず業務内容ですが、大きく分けて3つの業務があります。
・問診の確認および同意書の読み合わせ
・カルテチェック
・スタッフや看護師からの問い合わせ対応
「問診の確認および同意書の読み合わせ」ですが、基本的には問診の内容確認や皮膚の状態確認はカウンセラーや看護師がやってくれているため、まずは簡単に問診内容をチェックします。
皮膚の状態、内服薬(光感受性を高める内服薬は基本NG)、既往によっては施術は行えませんが、このあたりはマニュアルが細かく記載されているので、それにそって判断を行う形です。その後、「同意書の読み合わせ」を行い、お客さんにサインをもらいます。
カウンセラーから説明が事前にありますので、ほぼ質問もありません。ですので、基本的には「感じよく挨拶して、問診内容に相違ないかを確認し、重要事項を説明してサインをもらう」というのが流れとなります。
次に、「カルテチェック」ですが、これは上記のような初診だけでなく、再診のお客さんのカルテもチェックすることになります。1日50人以上がクリニックにやってくるので、数としては多めですね。
ただ、施術者である看護師さんが記載した内容をチェックし、電子カルテ上で「名前を記入する」ということになります。こちらも基本的には訂正を求めることもないので、「施術が終わったら名前を入力して終了」という作業になります。
最後に「スタッフや看護師からの問い合わせ対応」ですが、「施術後に栄養ドリンクを飲んでいいか、お客さんから問い合わせがありまして。大丈夫でしょうか?」「施術中、こうした肌トラブルがありまして。施術を中止した方がよろしいでしょうか?」といったことを質問され、回答や指示をするといったことになります。
実際のところ、問診も1時間に1件ペース(キャンセルもあるので、実際はない時間もある)ですし、問い合わせもほとんどありませんので、ほぼ診察室での自由時間を過ごせます。
脱毛クリニックバイトの勤務条件
私の場合、勤務条件としては以下のようなものとなっています。
・勤務時間 10時~20時(休憩時間2時間)
・日給9万円
診察室は個室で、ほぼそこで思い思いに過ごすということになります。
脱毛クリニックバイトのメリット
実質の労働やその時間は本当に短く、「あとは診察室で自由に過ごせる」ということであったり、バイトとしても一回で9万円ですので、労働に対する賃金としては非常に高いと思います。
空き時間はとても多いので(というか、ほぼ空き時間)、論文などの執筆時間が欲しい人、積読になっている本や、見られずにいた映画やドラマをひたすら消費する時間が欲しいという方などにはうってつけであると思います。
また、時間給で働くバイトという立場ですので、売上などを気にする必要もなく自由診療に携わるという気楽さはあると思います。自由診療を本業にするのではなく「あくまでバイトをする」ということであれば、プレッシャーやストレスもなく働けると思います。
脱毛クリニックバイトのデメリット
メリットとデメリットは表裏一体のところもあり、「ヒマすぎる」と感じる方もおられるでしょう。しかも、「10時間近く部屋で待機し続けなければならない」ということが苦痛に感じるという方もおられるでしょう。
少なくとも、「忙しく働いていたい」「何かやることがないと落ち着かない」「部屋でじっとしているのは苦手」という方には向かないバイトであると思います。
また、夜まで稼働しているクリニックが多く、「比較的拘束時間は長め」である点もまたデメリットでしょうか。ただ、この点も私としては「週1回だし」「帰りの電車も空いていていい」と感じるので、あまり気になりません。
あとは、接遇面ではかなり配慮するように求められています。「様」をつけてお客さんを呼ぶことや、言葉遣いは丁寧に、とにかくクレームにつながるようなことはしないように、といったことを説明を受けました。ですが、よほど問題があるような態度や言動でなければ大丈夫だと思います。
以上です。
「脱毛クリニックのバイト、興味はあるけど…どんなものか分からないし、ちょっと躊躇してしまうな」という方の参考になれば幸いです。
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