オンライン診療バイトを「常勤先がありながら」行う上で重要な3つのポイント

オンライン診療バイトを専業で行っているドクターは、まだあまりいらっしゃらないのかなという印象であり、ほとんどの方が「常勤先で勤務医をやりながら」オンライン診療バイトもやっている、というような形ではないでしょうか。

私も産業医として企業で働きながら、オンライン診療バイトもやっておりますので、他に常勤先があるパターンだと思います。その働き方をしながら、以下のようなポイントに注意した方がいいなと思いましたので、その気付きについて共有したいと思います。

シフトを自分で組める求人のありがたさ

私が勤務しているところですと、その月を前半/後半で分けて、事前に「勤務できる日時を自分で申告する」という形になっています。つまりは、8月前半のシフトは7月後半までに申告し、8月後半のシフトは8月前半までに申告する、といった形です。また、追加の勤務も「3日前までは申告可能」となっています。

他にも、「毎週○曜日の9:00-18:00」といった固定での勤務の求人もあったり、あるいは「各曜日の9:00-12:00、13:00-17:00、17:00-21:00」のいずれかの時間を選ぶといったところもあります。

オンライン診療の便利なところは、なんと言っても「スキマ時間を有効活用できる」という点だと思います。「空き時間があるから、ここで1時間だけバイトしておこう」ということもできるわけです。

そのため、求人を選ぶ際には、こうした「シフトを自己申告できて自由に組める」ところはオススメできます。

急な欠勤にも対応してもらえる体制

産業医ですと急に欠勤せざるを得ないということは少ないですが、勤務医の先生方ですと、「吐血した患者の救急対応で呼ばれてしまって…」「コロナになった同僚の代わりに、当直をしなければならなくなって…」という急な欠勤をせざるを得ないというケースがあります。

このような場合、他の医師に代診を頼める(実際に依頼するのはスタッフですが)ような体制が整っていますと、大変心強いです。

どうしても勤務医でありますと、「避けられない欠勤」は起こりうると思いますので、このようなバックアップ体制があるのかどうかは確認しておいた方がよろしいかと思います。

「相談できる」体制はあるのか

特に専門外の自由診療領域など、「この患者さんは処方してもいいのか?」と悩むケースがあったりします。もちろん、ある程度はマニュアル化されていますが、それでも「うーん、どうしたもんだろうか」と悩むこともあるわけです。

たとえばですが、フィナステリドという薬は女性には効果がないと明らかになっているため、処方しない(禁忌)わけですが、「MtF(女性へと性転換した男性)」への処方などについては、さすがにマニュアルにはありません。

このようなケースについて、やはり経験・知識のある方に相談できる体制があるというのは非常に心強いです。そのため、「相談できる」体制があるのかについても確認をしておいた方がいいと思います。

以上です。
私自身、たまたま応募した求人に上記の3条件が揃っており、とても快適にバイトが継続できています。もし同様にオンライン診療にご興味がおありで、始めてみたいということでしたら、

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