オンライン診療、特に自宅などで勤務することができる「フルリモート」のバイト求人は人気ですぐに充足してしまう傾向にあります。
「自宅でくつろぎながら働けるなんて最高じゃん」と思うバイトではありますが、その一方で、患者さんたちからのクレームがあることなどから、「NG」とされていることも結構あったりします。
もしこれからフルリモートのオンライン診療バイトを始めようとされているようでしたら、思われる以下のような点については知っておいた方がよろしいかもしれません。
「勤務場所」についてのNGルール
オンライン診療バイトをされている方の中には、「医局など他の医師がいる部屋」「カフェ」などで勤務してしまうという方もおられるようです。しかしながら、それはやはり患者さんのプライバシーなどの観点から望ましくありません。
ですので、クリニック側としても「自室など個室の空間での勤務」を義務付けているところもあります。常勤先から退勤して、「時間的に間に合わないから…」ということもあるとは思いますが、やはり「落ち着いた空間」で診療を行う必要があるということです。
また、中には、家に戻るまで「移動しながら診療」をしてしまうというドクターもいたようで、「移動中の勤務もNG」としているクリニックもあったりします。
このように、「勤務場所」については、やはりどこでもいいというわけではなく、クレームが出ないようにしっかりと「個室」を用意する必要があったりします。
「背景」についてのNGルール
「なら、自室ならいいのか」ということで言いますと、「背景」についても注意が必要であったりします。あまりに生活感のある、モノがごちゃごちゃと置かれた部屋だったり、中には「カーテンが家っぽすぎて…」ということでクレームが出るということもあるそうです。
なので、できれば壁を背にした形でのビデオ通話などをしておいた方がやはり望ましいと思います。背景が変更できるビデオ通話ツールならばいいのですが、そうではないツールを使っているクリニックもあったりしますので、その点は特に「背景」には気をつけておいた方がよさそうですね。
「できるだけ生活感がないところはどこだろうか」といった観点から仕事を行う場所を選んでおくことが必要になるわけです。
「服装」についてのルール
自宅で診療なので、「なんで?」と思う方もおられるかもしれませんが、基本的には「白衣」もしくは「スクラブ」の着用を求められるクリニックが大半です。コスプレ感覚になってしまう感じですが、やはり患者さんに対する印象というのは大事なこともあってか、着用する必要があるわけです。
私の場合、本業が産業医ですので、白衣は自宅に「一着もない」という状態だったわけですが、オンライン診療バイトを開始するにあたって用意をすることになりました(勤務医の先生方も、勤務先にはあっても自宅にはないという方もおられるかもしれませんね)。
バイトのたびに白衣を用意するのは大変ではありますが、この点はルール化されているところが多いので、やはり準備しておく必要があります。
以上となります。このような点にご留意いただきつつ、
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